札幌地方検察庁の歴史

最終更新日:2021年9月21日

札幌地検の概要

旧庁舎-札幌地方裁判所(明治45年~)旧庁舎-札幌地方裁判所(明治45年~)

旧庁舎-札幌法務合同庁舎(昭和38年~)旧庁舎-札幌法務合同庁舎(昭和38年~)

札幌第三合同庁舎(平成6年~)札幌第三合同庁舎(平成6年~)

 明治15年6月,札幌地方裁判所の前身に当たる札幌始審裁判所の中に,検察事務を取り扱う上席検事が置かれました。これが札幌地方検察庁の始まりです。当時,札幌始審裁判所は札幌市北2条西3丁目に所在していました。
 その後,明治23年に札幌始審裁判所が札幌地方裁判所に改称され,同裁判所の中に検事局が設置されました。検事局は,昭和22年に札幌地方裁判所から独立して,札幌地方検察庁が発足しました。これが,現在の札幌地方検察庁の組織としての始まりになります。
 現在,札幌地方検察庁が所在する札幌市中央区大通西12丁目には,昭和38年12月に移転してきました。その後,平成6年に庁舎が改築され,現在に至っています。


 

歴史・沿革(年表)

1882年(明治15年)6月~ 「札幌始審裁判所」の設置
「札幌地方裁判所」の前身である「札幌始審裁判所」が設置され,庁舎は札幌市北2条西3丁目に所在していました。
裁判所内には検察事務を取扱う者として上席検事が任命されていました。これが札幌地方検察庁の始まりです。
1890年(明治23年)11月~ 「検事局」の設置
「裁判所構成法」施行により「札幌始審裁判所」は「札幌地方裁判所」に改称され,同裁判所の中に「検事局」が付設されました。
「上席検事」は「検事局検事正」と改称され,検事正のほかに検事2名が配置され,執務を行っていました。
1912年(明治45年)6月~ 庁舎新設
庁舎新設札幌市大通西13丁目4番地に石造2階建て及び木造2階建ての庁舎が建設されました。
1947年(昭和22年)5月~ 「札幌地方検察庁」の発足
日本国憲法の施行に併せて,「裁判所法」及び「検察庁法」が施行され,旧「検事局」は「札幌地方裁判所」から独立して,新たに「札幌地方検察庁」として発足されました。
ただし,裁判所から独立した組織となってからも,依然,裁判所庁舎内に同居して執務を行っていました。
1958年(昭和38年)12月~ 「札幌法務合同庁舎(前庁舎)」の新設
現在地である札幌市中央区大通西12丁目に鉄筋コンクリート造5階建ての「札幌法務合同庁舎」が建設されました。
これにより,検察庁は裁判所庁舎から移転し,検察庁と裁判所は庁舎を分離することになりました。
1990年(平成2年)10月~ 「札幌第三合同仮庁舎」へ移転
旧庁舎跡地に新庁舎の建設が開始され,これに伴い,札幌市中央区北3条西4丁目の「札幌第三合同仮庁舎」に移転しました。
1994(平成6年)2月~ 「札幌第三合同庁舎(現庁舎)」の完成
現庁舎である地上14階・地下2階建ての「札幌第三合同庁舎」が完成し,札幌地方検察庁のほか,人事院北海道事務局,札幌入国管理局(現・札幌出入国在留管理局)など多数の行政官庁が入居しています。

札幌地方検察庁 管内検察庁の所在地・交通アクセス
〒060-0042 札幌市中央区大通西12丁目 札幌第3合同庁舎
電話:011-261-9313(代表)