再犯防止シンポジウムの開催のお知らせ

　 令和６年２月３日（土）、令和５年度北海道ブロック再犯防止シンポジウムを開催しました。天候は決して良いとはいえない状況でしたが、会場には約１３０人の方々に御来場いただきました。また、オンライン配信も同時に行い、総参加者数は約１５０人となりました。
　神村検事長の開演挨拶、御来賓紹介、進行説明とプログラムが進み、基調講演では、特定非営利活動法人札幌就労支援事業者機構札幌更生保護就労支援事業所長の荒木孝則様から「再犯のない社会へ向けて～私たちができること～」というテーマで、就労支援の実情等について御講演をいただきました。続いて、北海道環境生活部くらし安全局道民生活課主幹の黒田勝巳様から「地域が担う再犯防止～北海道再犯防止推進計画～」というテーマで、北海道が策定を進める北海道再犯防止推進計画の概要等について御講演をいただきました。
　続いて行われたパネルディスカッションでは、実際に再犯防止のための取組に御尽力いただいている専門家の皆様をパネリストとしてお招きし、実事例を基にそれぞれの組織がどのように関与していくかなどについて検討を行いました。また、御来場の皆様を代表して、札幌学院大学ＢＢＳ会の方々にも御登壇いただきました。パネルディスカッションの最後に行われた質疑応答でも、御来場の皆様からたくさんの御質問をいただき、活発な意見交換が行われました。
　御参加いただいた皆様からのアンケートでは、「入口支援の具体的内容がよく分かる内容でした。」、「各関係機関の具体的役割がよく分かった。」、「普段は関わる機会の少ない人たちの話や意見を聞くことができ、非常に面白く有意義な時間となりました。」、「各組織の取組がよく分かるイベントで良かった。今後もそういったイベントを開催してほしい。」、「検察庁メインのイベントはなかなかないので貴重だった。パネルディスカッションのケース紹介が面白いし、その後の質疑も興味深かった。」などといった御意見のほかに、「前提となる基礎的な知識について学べる機会があれば良いなと感じた。」、「実際に更生した人の話を聞いてみたいです。」、「もっと質問をしたかったが時間がなく、できなかった。」、「冬期間は移動が大変となるので、雪の降らない時期の開催が望ましい。」といった御意見もいただきました。いただいた御意見につきましては、今後の活動に活かしてまいります。
　御参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。



神村検事長による開演挨拶


荒木所長による基調講演


黒田主幹による基調講演


パネルディスカッションの様子


パネルディスカッションの様子


会場内の様子


パネル展示の様子


サブイベントの様子