職員からのメッセージ

最終更新日:2022年5月24日

あなたも「HERO」の一員に

 私からは、検察庁を志望したきっかけと立会事務官のやりがいについて、気になってい る方が多いと思いますので、受験生の方々に向けてお話しさせていただければと思います。 検察庁を志望されている方は受験勉強の休憩時間にでも見て励みに、検察庁にあまり興味がない方でも、興味を持つきっかけになってもらえれば幸いです。
 まず始めに、私が検察庁を志望した理由ですが、高校生の頃に見た「HERO」というド ラマがきっかけです。ご存じの方も多いかもしれませんが、木村拓哉さん演じる検察官と、北川景子(1期は松たか子)さん演じる検察事務官が二人三脚で事件を解決していく日々を描いたドラマで、私はこのときに初めて検察の仕事について知りました。事件の捜査といえば、警察官が注目されることが多いですが、警察から事件が送致された後、最終的にその事件の犯人に対して起訴等の処分を決めるのは検察であり、検察も警察と同じように 現場に赴いたり、目撃者等から話を聞いたりして、事件解決に向けた捜査を行います。私は、そんな姿が素直にかっこいいなと思い、検察庁を志望しました。(実際に面接でも同 じように話をしたところ、無事に採用して頂くことができました。)
 私は、現在、立会事務官(検察官と一緒に捜査をする検察事務官のこと)として働いており、ドラマと同じように検察官と一緒に捜査をしています。警察から送致された事件記録だけでは分からないことも多く、実際に自分の目で事件現場を見に行ったり、関係者から直接話を聞いたりすることで、初めて分かることもありました。様々な経験をさせていただきながら日々楽しく仕事させてもらっているなと改めてこの執筆を通じて感じています。この仕事のやりがいは、何といっても自分が関わった事件がニュースで報道されるなどして、その事件に自分が携わっていたのだなと感じることだと思います。ニュースで報道された内容以外にも、その事件の背景には様々な事情があり、私の中で印象に残っている事件(詳細はお話しできませんが)もいくつかあります。
 また、公務員といえばデスクワークをイメージする方が多いと思いますが、検察庁では、捜査のために外出することも多く、場合によっては、事件関係者等から話を聞くために県 外へ出張に行く機会もあります。実際に私も名古屋や大阪などに出張で行くことがありました。また、公務員を志望される方で気にされるのが転勤だと思いますが、検察事務官は国家公務員の中でも珍しく、基本的に都道府県単位の採用になるので、若いうちに県外に出ることはほとんどありません。
 以上が私が検察庁を志望した理由と、実際に入庁して感じたこの仕事のやりがいです。 今は受験勉強の大事な時期で大変だと思いますが、検察庁を志望している方も、そうでな い方も、勉強の合間で時間があれば(支障が出ない範囲で)、「HERO」というドラマをご覧になってみてください。検察庁の仕事を少しはイメージしてもらえると思います。分からないことや聞きたいことがあればこれから説明会等が適宜開催されると思いますので、気軽に職員の方に質問してみてください。
 長くなりましたが、ご清覧ありがとうございました。

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