職員からのメッセージ

最終更新日:2022年5月24日

法学部じゃなくても検察庁職員になれるの?

 あなたは今、どのようなお立場でこのページをご覧になっていますか?公務員試験の受験を考えるにあたって検察庁の仕事に興味を持ち、このページにたどり着いたという方も 多くいるのではないでしょうか。大学の法学部で法律を学んでいる方もいれば、全く違う学部で法律なんてほとんど何も分からないと思っている方、高校を卒業したらすぐに公務員になりたいと考えている方など、いろいろなお立場の方がいるかと思います。 私は大学生の頃、小学校の先生になりたいと考えて教育学部で勉強していました。一方で、ドラマや警察24時といったようなテレビ番組の影響等もあって刑事事件にも幼い頃 から関心があり、自分の将来を考えていく中で、「やっぱり刑事事件に関わることのでき る仕事をしてみたい!検察庁の仕事ってすごくやりがいも持てそうだし、検察庁で働きたい!」という気持ちが大きくなり、進路変更をして検察庁を受験することにしました。しかし、公務員試験が近づくにつれて、「今まで法律の勉強をしたことがないけれど採用し てもらえるのかな・・」とか「もし採用してもらえても、周りが法学部出身の方ばかりだ ったら仕事についていけるのかな・・」という2つの不安が募っていきました。
 そのような中で受験を迎え、筆記試験をなんとか突破し、検察庁での面接の日がやってきました。面接官から、「どうして教育学部なのに先生にならず、検察庁を志望するのか」という質問が飛んできましたが、検察庁の仕事に魅力を感じていることなど熱意をしっかり伝えると、無事採用してもらえることになり1つ目の不安はクリアしました。このようにして晴れて検察庁職員となることができましたが、残るは2つ目の不安です。

「法学部じゃないけれど、仕事についていけるのかな・・」

 しかし、この不安も、言ってみれば杞憂に過ぎませんでした。もちろん法学部出身の職員もいますが、他学部出身の職員や高卒ですぐ入庁した職員もたくさんいます。検察庁の先輩職員は皆とても優しく、分からないことがあっても丁寧に指導してくれます。その上、検察庁は研修制度がとても充実していて、法律の知識なく入庁しても自信をもって仕事ができる仕組みとなっています。まず採用1年目に初等科研修を、その後、採用3~5年目 に中等科研修、7~9年目に専修科研修といったように、それぞれ勤務年数に応じたレベ ルの研修を受講することができます。これらの研修を通じて、検察庁で働く上で必要となる基礎的な知識から実務で役立つスキルなど様々なことを身につけることができるので、 採用時点で法律の知識がなくても全く問題はありません。これらの研修はそれぞれ約1か 月半の期間をかけて実施されます。今、1か月半と聞いて、「え!長い!」と思われた方もいるかもしれません。しかしこれらの研修は、札幌・名古屋・大阪など高松より都会に所在する研修所で他県の同期とともに受講するものであり、講義で知識・スキルを身につ けることができるだけでなく、同期と親睦を深め、また、週末には研修所付近のその土地ならではのものを味わうこともでき、とても充実した期間を過ごすことができます。研修に行けば、この1か月半を「あっという間の時間だったな・・」と感じるに違いありません。そしてきっと、あなたにとって思い出深く大切な時間になるはずです。以上のことから、優しい先輩、そして充実した研修制度のおかげで2つ目の不安も無事クリアすることができました。 

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 ここまでいろいろと書きましたが、私が心からお伝えしたいことは、採用時点で法律の 知識がなくても検察庁の仕事に興味とやる気があれば十分!だということです。 あなたが検察庁職員となって一緒に働くことができる日を楽しみにしています♪

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