ごあいさつ

最終更新日:2026年9月1日

宮崎地方検察庁検事正の紹介

 初又 且敏(はつまた かつとし)

 略 歴
  平成10年 4月 東京地方検察庁 検事任官
  令和 4年 4月 那覇地方検察庁 次席検事
  令和 6年 4月 さいたま地方検察庁 特別刑事部長
  令和 7年 4月 大阪地検堺支部 支部長
  令和 8年 4月 現職

検事正のあいさつ

 宮崎地方検察庁検事正の初又且敏(はつまた・かつとし)と申します。どうぞ、よろしくお願いします。当地検のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。
   宮崎県は、温暖で風光明媚な土地、そして、歴史と神話に彩られた、いわば「日本人の心のふるさと」です。この地で勤務できることを大変光栄に思うとともに、この地の検察組織を率いるものとして身が引き締まる想いです。
   検察庁は、この素晴らしい土地に暮らすみなさま、そして、この地を訪れる様々な方々の安全、安心な暮らし、そして、日々を守る役割を担っています。
   その役割をしっかりと果たしていくため、検察庁の職員の能力と経験を結集し、警察等の捜査機関、自治体を始めとする様々な団体や個人のみなさまと協力して、適正で公正な捜査・公判、そして、裁判の執行といった私たちの任務に着実に取り組んでまいりたいと思います。
   ところで、宮崎県も、他の都道府県同様、狡猾な手口による特殊詐欺等の事件や匿名・流動型犯罪グループ(いわゆる「トクリュウ」)によると考えられる事件が発生しています。私ども検察は、こうした犯罪に対し、厳正に対処してまいる所存です。そして、こうした事件を防ぎ、撲滅していくため、この地で暮らすみなさまにも、ご理解やご協力をお願いしたいと思います。特殊詐欺の手口の多くは、唐突な金銭の要求や電話等を通じた送金要求というものです。そして、電話をするなどして接触してくる犯罪者たちは、時に、私ども検察や警察、あるいは、弁護士といった専門家を名乗り、みなさまをだまそうとしています。私たち捜査・司法関係者がいきなり電話で金銭の支払いや送金等を求めることはありません。こうした電話、連絡を安易に信用することなく、疑いがあれば、遠慮や躊躇をすることなく、捜査機関、あるいは、家族や近しい方々等に相談いただきたいと思います。また、「トクリュウ」と呼ばれる犯罪集団は、SNSを通じるなどして、良いお金になる仕事があるなどといって一般の人々を犯罪に誘い込もうとしています。こうした誘惑にも注意が必要です。「甘い話には裏がある」という言葉もあります。ぜひ、一歩立ち止まってよくお考えいただき、また、身近な人に相談してほしいと思います。宮崎で暮らすみなさまが、犯罪に巻き込まれることがないよう、私ども検察庁も、様々な機会を通じて、防犯対策等のために必要な情報発信をしてまいります。そして、みなさまと力を合わせ、お天道様が明るく照らすこの「日向の国」が犯罪のない、安全で安心して暮らし、過ごすことができる場所であるよう、私ども検察は、職務を果たしてまいりたいと思います。

検事正コラム

 お子さんたちの声を聴く~こどもの人権SOSミニレター~
 検察庁が取り扱う事件の中には、お子さんが被害者となった事件が少なからずあります。その背景にはいじめ、虐待等、様々な事情があると思われるところ、一般に、大人と比べれば、お子さんは、被害を受けたとき、すぐに声を上げることが難しく、また、その声を大人たちに届けるのが難しいというのが実情です。声を挙げたくても、どうやってそれを周囲の大人の方々に伝えればよいのかわからなかったというケースも耳にします。
 そうした中、法務省人権擁護局、各地の法務局が行っているのが、今年20年目を迎える「こどもの人権SOSミニレター」という取組です。
 毎年、5月から7月上旬にかけて、法務省では、全国の小学校、中学校の児童、生徒のみなさんに「こどもの人権SOSミニレター」を配布しています。
 お子さんたちには、困っていることや悩みなどがあるときに、この「こどもの人権SOSミニレター」に書いてあるように、その便箋部分に相談したいことを書いて、ミニレターから切り取った封筒にその便箋を入れてポストに投函してもらいます。切手はいりません。切手を貼らなくても、この封筒は、最寄りの法務局に届きます。
 法務局では、人権擁護委員の方々や法務局の職員がミニレターをよく読んで、お子さんの希望する方法(手紙や電話)でお一人おひとりに合った方法・内容で返信をします。それと同時に、秘密を守りつつ、学校や関係機関と連携を図りながら、お子さんたちをめぐる様々な人権問題の解決に当たるのです。私が、法務局を訪ねたとき、人権擁護委員の方々がミニレターへの返事の手紙を書いておられたのですが、そのお子さんの学年までに習う漢字を調べて読める漢字を使い、わかりやすい言葉で一通ずつ返事を書いておられました。中には、お子さんとの間で手紙のやりとりが数年にわたり続いたというケースもあると聞きます。
 この取組によって、ひとりでも多くのお子さんたちが救われるきっかけになってほしいと思います。同時に、私たち大人には、お子さんたちの様子をよく観て、その変化に敏感に気づき、また、その声を聴く努力をする、そうした責任があるのではないかと感じています。

宮崎地方検察庁 管内検察庁の所在地・交通アクセス
〒880-8566 宮崎県宮崎市別府町1番1号 宮崎法務総合庁舎
電話:0985-29-2131(代表)