検事正の紹介

最終更新日:2024年2月7日

検事正略歴

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とも ぞえ   た ろう
 友 添  太 郎

略歴
平成 6年 4月   検事任官(京都地方検察庁)
令和 元年 9月   静岡地方検察庁沼津支部長
令和 3年 7月   山形地方検察庁検事正
令和 4年 6月   最高検察庁検事
令和 4年12月   熊本地方検察庁検事正
令和 6年 1月   岐阜地方検察庁検事正
 

検事正あいさつ

 岐阜地方検察庁のホームページをご覧くださり、ありがとうございます。令和6年1月26日に着任しました検事正の友添太郎です。
 岐阜県には、10年近く前に、郡上八幡や養老の滝を訪れたことがあり、水の澄んだ穏やかな土地という印象がありました。また、関ヶ原や岐阜城など、歴史の表舞台として華やかな面もあります。そのように、いろいろな顔を持つ豊かな土地で勤務できることは大きな喜びです。
 検察は、犯罪が発生すると、警察と共に捜査を行って犯人と犯罪事実を証拠により特定し、起訴すべき事件であれば、公判に立ち会って犯罪事実を立証して適正な量刑を求め、有罪確定後は、刑の執行を指揮するという刑事手続全般に重要な役割を担っています。
 刑事手続は、法治国家の我が国では重要な社会インフラというべきものです。その中で検察の役割を考えれば、その組織が健全に運営されてこそ、インフラは信頼に足るものになるはずです。
 組織の健全さは、職員が能力を遺憾なく発揮することで実現され、そのためには、各職員が尊重されていると実感できる環境が必要です。そのため、職員には、互いに話をよく聴く「傾聴」と、「あいさつ」をすることをお願いしました。さらに、職員の能力を一層伸ばすため「研さん」の機会を増やすことも考えています。
 また、児童虐待や再犯者の増加など、検察の対処だけでは、十分に解決できない問題があることも意識されるようになりました。児童虐待は家庭内で起こるもので、被害の深刻さや家庭の事情は様々であり、子ども相談センターを始め、当該家庭とつながる関係機関や児童心理の専門家の知恵が欠かせません。万引きを繰り返す高齢者には、処罰よりも生活環境の改善が有効な場合も多く、対象者に合った福祉関係機関の施策が必要です。このように、県民の皆様の期待に応えるため、関係機関との連携は、なくてはならないものになっています。
 岐阜地方検察庁では、全職員が「傾聴」、「あいさつ」、「研さん」、「連携」を行い、県民の皆様の社会インフラとして信頼に足る組織を目指し、これからも着実に仕事をしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

岐阜地方検察庁 管内検察庁の所在地・交通アクセス
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