
最終更新日:2026年10月2日

第6回では、検察官と共に捜査・公判の業務に携わる「立会事務官」についてご紹介しましたが、今回は、刑事事件等の受理・処理手続や刑の執行などを担当している部門である「検務部門」で働く職員にインタビューをしたいと思います!
皆さんは「検務部門」にどのような担当があるかご存じでしょうか?
下の図のように、「検務部門」には7つの担当があります。
今回は、その中の「証拠品担当」に所属する検察事務官にお話を聞きました!



検察庁の証拠品担当では、事件の捜査や裁判において重要な役割を果たす証拠品に関する業務を担当しています。
警察などの捜査機関が押収した証拠品について、受領から保管、処分に至るまでの一連の管理を行っています。
証拠品の種類は多岐にわたっており、例を挙げると、スマートフォンやUSBメモリなどの記録媒体、覚醒剤や乾燥大麻などの違法薬物、違法に改造されたゲーム機や偽造されたお金などもあり、日々様々なものを取り扱っています。
中規模庁と呼ばれる京都地検では、大規模庁に比べて事件数や職員数が少ないので、業務が細分化されていない分、一人の職員が幅広く色々な事案の業務に携わることができます。

証拠品事務は、適正な刑事手続を支える重要な業務であり、一つ一つの証拠品が事件の真相解明や公正な裁判に直結するものであるため、その管理には高い正確性が求められます。
そのため、証拠品事務においては確認が必要な業務が多く地道な作業が多いですが、刑事司法を支える大切な役割につながっており、自分の業務が司法の公正さを支えているという実感を持つことができるため、司法を支える縁の下の力持ちとして重要な役割を担える点に大きなやりがいを感じています。

証拠品事務では、少しの確認漏れが大きな影響につながる可能性があるため、証拠品の名前や数量、保管場所などを正確に確認・管理し、常に慎重に業務を進めることを心がけています。
また、証拠品事務は、関係部署(捜査・公判部門など)や関係機関(警察署など)と連携しながら進めていく業務も多いため、報告・連絡・相談を丁寧に行い、周囲としっかりコミュニケーションを取りながら情報共有を図ることも心がけています。
この点、中規模庁である京都地検では、他部署の職員の方々とも顔見知りであるため、連携を取り合って業務が行いやすいと思います。
M事務官ありがとうございました。
証拠品担当での業務は、数多くの証拠品を取り扱っており、日々細心の注意を払う必要のある大変な業務ですが、各事件の真相解明につながるとてもやりがいのあるものですね!
さて、京都地検内で働く職員にインタビューをしてきましたが、検察事務官として採用されると、採用された庁だけではなく、「高等検察庁」などに異動になることもあります。
ということで、次回は、京都地検で検察事務官として採用された後、大阪高等検察庁への異動経験がある職員にインタビューをしたいと思います。
ぜひご覧ください!