検事総長の紹介

検事総長の写真 西川克行 (にしかわ かつゆき)

経歴

昭和29年 北海道生まれ
昭和54年 検事任官
大阪地検検事,東京地検検事,国連アジア極東犯罪防止研修所教官等のほか,法務省保護局長,法務省入国管理局長,法務省刑事局長,法務事務次官,札幌高検検事長,東京高検検事長を経て,

平成28年9月5日就任

 この度,検事総長に就任しました西川です。どうぞよろしくお願いします。

 検察の使命は,厳正公平・不偏不党を旨とし,法と証拠に基づき,適切に捜査・公判を遂行することによって,刑事事件の真相を明らかにし,刑罰法令を適正かつ迅速に実現することにあり,この使命は,時代が変わってもいささかも変わるものではありません。私は,国民の検察への負託を深く自覚し,日々生起する様々な刑事事件を適正に処理することによって責務を果たしていきたいと考えております。

 検察の使命は不変であるとはいえ,これを実現する捜査・公判の手法は,時代や社会の変化に合わせて柔軟に変えていく必要があります。既に6年近くにわたり,前任の各検事総長の下で,様々な改革の取組みがなされており,私もこの流れを全面的に継承し,「時代の変化に対応して国民の負託に応える検察」を目指していこうと思っております。

 先の通常国会で成立した刑事訴訟法等の一部を改正する法律は,取調べの録音・録画の一部義務付け,合意制度等の導入など,証拠手段の適正化・多様化及び公判審理の充実を図り,改革を一層推進するものとも位置付けられるものでありますから,施行の準備に総力を挙げて取り組みたいと思っております。

 検察は,国際的なテロ事犯の発生など犯罪の国際化,複雑困難な財政経済事件,サイバー犯罪,特殊詐欺や児童虐待など,最近の犯罪情勢に的確に対応していかなければなりません。そのためには,各種分野における知見の習得,科学的捜査を一層重視した捜査手段の高度化,公判における科学的証拠や取調べの録音・録画の有効な活用,尋問技術の向上などを推進していかなければなりません。また,検察権行使に当たっては,被害者の心情に十分配慮してきめ細かな対応をするとともに,加害者の処分に当たっては再犯防止・社会復帰の観点からの検討も必要です。検察は,個々の職員の多様な専門能力を高め,組織として力を涵養し,多くの課題に取り組んでいきたいと思っております。

 私は,全国の検察庁職員がその職責を自覚して,公正誠実にしかも熱意をもってその職務に取り組むよう,検事総長として全力を尽くしたいと思います。

各検察庁一覧