検事総長の紹介

最終更新日:2022年6月30日

甲斐検事総長の写真

経歴
 昭和34年 大分県生まれ
 昭和59年 検事任官
 札幌地方検察庁をはじめ複数の地方検察庁、法務省、最高検察庁で勤務後、東京地方検察庁検事正、高松高等検察庁検事長、福岡高等検察庁検事長、東京高等検察庁検事長を経て、
 令和4年6月24日就任

 この度、検事総長に任命されました甲斐行夫と申します。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 検察は、厳正公平・不偏不党を旨として、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用・実現することを使命としています。安全な社会があってこそ、国民の皆さんは安心して、仕事をし、学校に行き、日常生活を送ることができるものだと思います。検察としては、警察等関係機関と連携しつつ、安全・安心な社会の実現に貢献するため、基本に忠実に、一つ一つの事件に取り組むことにより、国民の皆様の期待に応えられるよう、力を尽くしたいと思っております。

 さて、昨今の状況は、情報通信技術を悪用した犯罪や、高度に組織化された特殊詐欺事案、痛ましい児童虐待事案などが多く見られ、被疑者が黙秘・否認する事案も増えるなど、事案の解明や立証に困難を伴う犯罪事象が発生しています。こうした状況に対応していくため、捜査・公判能力の更なる向上に組織として取り組んでいきたいと考えております。

 そして、犯罪の被害に遭われた方々の心情に寄り添ったきめ細やかな支援をするとともに、罪を犯した者に対する再犯防止、社会復帰支援に向けた取組についても、引き続き推進していきたいと思っております。

 さらに、昨年来検討が進められている刑事手続IT化について、その実現に向け、検察としても積極的に取り組んでいきたいと考えています。

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