杉山徳明(すぎやま のりあき)
平成 7. 4 検事任官(東京地検)
高松、富山地検などで勤務
平成16. 7 釧路地方検察庁帯広支部長
平成22. 9 法務省刑事局刑事法制企画官
平成23. 4 法務省刑事局参事官
平成27. 4 大阪地方検察庁刑事部副部長
平成28. 4 東京地方検察庁公安部副部長
平成29. 6 内閣官房内閣参事官
(内閣官房副長官補付)
令和 元. 7 東京高等検察庁検事
令和 2. 4 司法研修所上席教官
令和 4. 9 最高検察庁検事
令和 5. 1 鳥取地方検察庁検事正
令和5年1月に、鳥取地検検事正に着任しました杉山徳明と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
検察は、一つ一つの事件の真相を解明し、それを誠実かつ適切に処理することにより、処罰すべきものが処罰される、そのことの積み重ねによって、国民の方々が安心して生活できる安全な社会の実現に貢献しています。
鳥取県の治安は、東京や大阪のような都会に比べると非常によく、背景には、県民の方々の良好な治安に対する関心の高さや、良い意味で地域社会の繋がりが維持されていることがあげられるのだろうと思われます。
もっとも、特殊詐欺事案については、鳥取県内における令和4年の被害件数、被害金額がいずれも過去2番目に多くなっている上、犯行態様はますます巧妙化・悪質化しています。また、近時、SNS等の発展により、IT(情報通信技術)を悪用した犯罪も多く見受けられるところであり、こうした人の弱みや社会の不安に付け込む犯罪に対しては、厳正に対処する必要があると考えています。
引き続き、良好な治安を維持し、県民の方々が安心して生活できるよう、誠実に職務を遂行してまいりたいと思います。
近年、選挙権年齢、成年年齢及び裁判員対象年齢の18歳への引下げに伴い、一般の方々に、法や司法制度を理解していただき、法的なものの考え方を身につけていただく、「法教育」の必要性が高まっています。
鳥取地検では、刑事事件の捜査・公判、検察の職務について、県民の方々の理解を得られるよう、広報活動に力を入れています。例えば、検察官が学校に出向いたり(「出前教室」といいます。)、地域の小・中・高・大学生に鳥取地検までお越しいただき(「移動教室」といいます。)、検察庁の業務説明、刑事事件の流れや裁判員制度の説明などを行っています。
「検察庁ってどんなとこ?」、「裁判員制度って?」、「検察官の仕事の魅力は?」、「検事と副検事は何が違うの?」、「検察事務官って何をしているの?」などの疑問に鳥取地検がお答えします。
関心がある方は、お気軽にお問合せください。
当庁のホームページには、出前教室・移動教室の紹介や、歴代検事正が鳥取の魅力等について執筆した「鳥取しらせたい!」を掲載していますので、ご覧ください。
東京都出身で、平成7年に検事に任官し、東京、大阪、富山、高松等の各地地検や、法務省、内閣官房、司法研修所等で勤務しました。
鳥取県の来訪は、今回が2回目であり、20年以上前に、大山にスキーに来た際に、雲の間から神々しいきれいな大山の姿を見て、いつかまた来てみたいと思ったことを覚えており、今回、鳥取で勤務できることとなり、その時の気持ちを思い出し、大変うれしくなりました。
鳥取県は、自然豊かで、海産物や肉を始めとする食べ物や日本酒が美味しいと聞いております。仕事の合間にはなりますが、鳥取県の魅力を感じたいと考えております。
刑事事件の捜査・公判を遂行するに当たっては、被害者となられた方や目撃者となられた方など、広く県民の方々にご協力をいただくこともあろうかと思います。社会の安全・安心を守り、県民の方々が安心して生活できるよう、鳥取地検職員一同、職務を誠実に遂行してまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。