佐賀地方検察庁検事正のあいさつ

　山　上　富　蔵（やまがみ とみぞう）
    　  出身地 京都府
    
         略　歴
　平成　８年　検事任官
　平成３１年　４月　奈良地方検察庁次席検事
　令和　２年　９月　大阪地方検察庁交通部長  
　令和　３年　７月　高松高等検察庁刑事部長
　令和　４年　６月　神戸地方検察庁姫路支部長
　令和　６年　１月２２日　現職

　１月２２日付けで佐賀地方検察庁検事正を命ぜられました山上です。
　私は、京都府出身で、九州については、以前熊本地検での勤務がありますが、佐賀県での勤務は初めてです。
　佐賀県は、歴史と伝統があり、江藤新平、大隈重信、辰野金吾ら多くの偉人を輩出し、有田焼、伊万里焼をはじめとする数々の焼き物や嬉野温泉、武雄温泉などの温泉に加え、吉野ヶ里遺跡など全国的に有名なものが多数ある上、食ベものについても、佐賀牛、呼子のイカなど美味しいものがたくさんあります。佐賀県で勤務できることをとても楽しみにしていますし、光栄に思っています。
　ところで、最近の犯罪傾向について、全国的に見れば、未だ特殊詐欺事件は後を絶ちませんし、強盗殺人などの重大事件に加え、子供や高齢者を狙った犯罪も依然として多数発生している上、ＩＴ技術を悪用するなどますます巧妙化複雑化しており、体感治安は悪化していると言われているところです。我々検察も、警察等の関係各機関と密接に連携して、科学技術をはじめとする様々な手段を駆使して証拠を収集して事案の真相を解明し、事実に見合った常識にかなう適切な処分を行い、捜査公判を通じて適正な刑罰権の行使に努めたいと思います。職員一同が引き続き一丸となって、県民一人一人の皆様の安全を守り安心して暮らしていけるよう全力で取り組んでいく所存ですので、よろしくお願い申し上げます。