検事正の紹介

最終更新日:2023年4月18日

検事正の略歴

岡山地方検察庁 検事正

はなざき まさゆき
花 﨑  政 之

昭和38年生まれ



略歴

平成 6年    検事任官
平成27年 7月 神戸地検特別刑事部長
平成29年 4月 神戸地検公判部長
平成30年 7月 大阪地検公判部長
令和 元年 9月 神戸地検次席検事
令和 3年 1月 鳥取地検検事正
令和 4年 6月 大津地検検事正
令和 5年 4月 岡山地検検事正

 

御挨拶

 このたび岡山地方検察庁検事正に着任しました花﨑政之です。
 鳥取地検、大津地検に次いで、この岡山地検が3度目の検事正勤務となります。
 私の出身は大阪で、平成6年に検事任官後、今年度をもって検事生活30年目を迎えることとなりました。これまでは大阪地検を中心とする関西勤務が多かったのですが、広島高等検察庁管内の勤務は、新任明け検事として勤務した松江地検、初任の検事正として勤務した鳥取地検に続いて、今回が3回目ということになります。
 令和元年以後の異動に関しては、神戸地検、鳥取地検、大津地検、そして今回の岡山地検と関西地方と中国地方を行ったり来たりという流れになっています。
 岡山地検は、私にとっては初めての任地ですが、全国の地検の中でも、有数の繁忙庁と聞いており、昭和36年に、部制庁以外で、初めて公判担当専門の部署が設置され、現在に至っているとのことです。私も検事正として、繁忙な岡山地検の執務が円滑に遂行されるよう、組織運営をしていきたいと思います。
 ところで、私ども検察の使命は、刑事事件の真相を解明し、適切な刑罰を科すことによって、安心・安全な社会の実現を目指すことにありますが、時代や社会情勢によって変わっていく犯罪に対し、私ども検察官も迅速かつ的確に対処しなければなりません。特に近時の捜査・公判においては、サイバー犯罪に対する捜査能力の向上や公判立会能力の向上が喫緊の課題となっております。また、社会的にも大きな問題となっている組織的な特殊詐欺や卑劣な児童虐待事案も、依然として後を絶っておらず、このような犯罪に対しても厳正に対処していかなければなりません。
 組織としての検察の力を維持・向上させるためには、若手検察官の育成も極めて重要な課題です。
 コロナ禍も本格的に落ち着きを見せており、これに関しては喜ばしいことではありますが、反面、人の流れが活発化することに伴う犯罪の増加が懸念されるところです。
 したがいまして、岡山地検としては、今後も、犯罪に対して適切に対応すべく警察等の関係機関と緊密に連携・協力を図っていかなければなりません。検事正である私も、岡山地検の全職員を指揮し、あるいは力を合わせて、県民の皆様が安心・安全に生活できるよう尽力してまいりますので、今後とも、御理解、御協力を賜りたいと思います。
 ここ岡山の地は、「晴れの国」と言われるほど、天候が良く温暖であり、瀬戸内海の海の幸や豊富なフルーツにも恵まれるなど、大変生活しやすい土地柄であるという印象を持っております。後楽園、岡山城、倉敷美観地区、吉備津神社、大原美術館といった名所・文化施設も多数あります。
 検事正として職務に邁進するのはもちろんですが、岡山県の素晴らしさも満喫したいと思っております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

岡山地方検察庁 管内検察庁の所在地・交通アクセス
〒700-0807 岡山市北区南方1丁目8番1号
電話:086-224-5651(代表)