検察庁には,最高検察庁・高等検察庁・地方検察庁・区検察庁の4種類があり,裁判所に対応して置かれています。
最高検察庁は,最高裁判所に対応する検察庁で,東京に1か所だけあります。高等裁判所が行った刑事事件の裁判で,上告された事件などを取り扱います。
高等検察庁は,高等裁判所に対応する検察庁で,東京・大阪・名古屋・広島・福岡・仙台・札幌・高松の8か所にあります。
その他,高等裁判所の支部が合計6か所にあり,地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所が行った刑事事件の裁判で,控訴された事件などを取り扱います。
地方検察庁は,地方裁判所・家庭裁判所に対応する検察庁で,各都道府県庁所在地と北海道の函館・旭川・釧路を加えた50か所にあります。
その他,各地方裁判所の支部が合計203か所にあり,地方裁判所・家庭裁判所が管轄する刑事事件などを取り扱います。
区検察庁は,簡易裁判所に対応する検察庁で全国438か所にあり,比較的軽い刑事事件を取り扱います。