広島高等検察庁検事長からのごあいさつ
笠間 治雄(かさま はるお)
昭和49年検事に任官。東京、那覇、長野、千葉の各地方検察庁に勤務。甲府地検検事正、東京地検次席検事、東京高検次席検事、最高検次長検事などを歴任。平成21年1月から現職。
自己紹介
愛知県で生まれました。検事に任官して35年になりますが、そのうち31年間を東京地検などの地方検察庁で勤務し、残りの4年間を東京高等検察庁と最高検察庁で勤務しました。必ずしも、自分で望んだわけではありませんが、贈収賄事件や脱税事件、その他企業犯罪事件を担当する機会が圧倒的に多かったのです。自分がどうしても関与したいという分野の事件には、ややもすれば肩の力が入りすぎて失敗することがないではないことからすると、当初、さほどやりたいとは思わなかった経済事件の分野で仕事をすることができたのは、幸いであったかもしれません。
抱 負
今は、刑事司法制度の大きな転換期にあり、すでに実施されている被害者参加制度や本年5月に始まった裁判員裁判制度に、当庁管内検察庁が的確に対応していけるよう高等検察庁としての支援を心がけたいと思います。
また、当然のことではありますが、当庁管内検察庁が、法と証拠に基づき、かつ起訴価値を十分考慮の上、起訴の可否や起訴対象者の選定を慎重に行い、起訴した案件については、妥当な裁判結果を獲得するという、検察の基礎中の基礎を守るように、指導を徹底していきたいと思います。
心構え
私は、万人の納得する正義というものは存在せず、「人間が百人いれば、百通りの正義がある」と思っています。間違っても、自分の考える正義を他人に押しつけるような独善に陥らないように、絶えず自戒すべきだと考えています。
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